これはラスムセン事務総長がアメリカ大西洋理事会とシカゴグローバル事務学会が共催したイベントで述べたものです。席上、ラスムセン事務総長は「NATO諸国の首脳は20日の午後シカゴで会談を行う。最初の議題はNATOに対するユーロ圏債務危機の影響と財政緊縮の下での安全確保についてだ」と述べました。
ラスムセン事務総長はまた、「経済と安全問題は直接関わりを持っている。景気後退は安全面への資金投入の減少につながる。当面の財政困難に対し、NATOは『柔軟的な防衛戦略』という理念を打ち出した。各加盟国はこの新しい戦略理念に基づき、共同での研究開発や行動によって軍事能力を維持し、より少ない経費で当面の安全問題を解決してほしい」と述べました。ラスムセン事務総長はこの戦略理念を支持し、サミットで一連の防衛計画の可決を望んでいるということです。(05/20 Lin、吉野)
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