北京大学社会調査研究センターと人材会社「智聯招聘」が協力して発表した『中国社会人平衡指数調査研究報告』によりますと、北京市民の通勤時間は中国で最も長くて、平均で1時間32分となっていることが分かりました。
2位は上海市で、1時間17分、3位は天津市で1時間15分です。
実は、中国科学院が2010年に発表した関連報告の中で、北京市民の当時の平均通勤時間は52分に達し、50都市では1位となっていたとしているのです。これについて専門家は、「北京市民の平均通勤時間が長いことには2つの原因がある。表明的な原因は交通が渋滞していることだが、根本的な原因は都市計画の不当による『職場と住所がかけ離れている』現状にある」と分析しています。
また、歴史的な原因として、北京市中心部には機関や会社、それにデパートなどが大量に集中しており、それに比べ市民の住まいは大部分郊外にあることが挙げられます。つまり市民たちは毎日、郊外の住まいから市内にある職場へ通い、このような往復を繰り返しているわけです。これが交通渋滞の原因になっており、これまで通勤時間記録を何度も更新してきたのです。(オウギ) 暮らし・経済へ
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