中国国務院は10日、中国政府ネットを通じて「スクールバス安全管理条例」を公布し、スクールバスの安全問題を法制の軌道に組み入れました。
この条例に基づいて、県レベル以上の地方政府がその行政区域内におけるスクールバスの安全管理業務を担当します。自宅に近い学校への入学や寄宿制学校への入学を保障すること、登下校の交通危険の削減を図ること、都市部と農村部の公共交通機関を発展させ、学生の通学により良い交通の便を提供すること、および自宅に近い学校への入学が確保できない場合や、利用可能な公共交通機関がない農村地区の学生に対し、スクールバス・サービスを提供することなどが業務に組み込まれます。
この他、条例によりますと、県レベル以上の地方政府は地元の実際の状況によって管理方法を制定し、法に基づいて道路旅客輸送経営許可証を取得した個人経営者を組織し、スクールバス・サービスを提供することができます。また、スクールバスが配備された学校およびスクールバス・サービスの提供者は、スクールバスに人員を随行させてスクールバスを利用する学生の世話や管理を行わなければならないと規定しています。(玉華、中原)
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