国際金融協会(IIF)は9日、「ユーロ圏の財政緊縮政策は内需の大幅な萎縮を招いている。財政政策の空間が比較的緩和している加盟国はその他の加盟国の財政圧力を分担し、欧州経済の成長促進と経済構造調整の持続可能性を保障するべきだ」との見解を示しました。
国際金融協会のチャールズ・ダラーラ専務理事は、「欧州は財政緊縮を過度に強調している。これは、市場が融資困難に直面している国にとってはある程度必要だが、全面的に実施する中で行き過ぎたものとなっている」と述べました。
また、国際金融協会は欧州に対しファイアーウォール規制の強化を提案し、ダラーラ専務理事は、「これは近いうちに発生する可能性のあるさらに深刻な危機に対する予防策ではなく、欧州債務危機の厳しい結果に対する対策だ」と強調しました。(玉華、中原)
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