7日は世界保健デーです。中国衛生省の尹力次官は高齢者を対象とした医療サービスに言及し、「現在、中国の各レベルおよび各種医療機関では、その力が限られている」と指摘しました。

　世界保健デーの今年のテーマは「高齢化と健康」です。尹次官は「中国は高齢者が多く、医療費が高い上、関連政策や措置が整備されていない。また、高齢者の特徴に合わせた専門的な医療衛生サービスもまだ形成されていない」と強調しました。

　現在、中国の高齢者の数は世界で最も多くなっています。これについて尹力次官は「中国の高齢者を対象とした衛生サービスネットワークは整備されつつある。医療保障制度も絶えず強化され、サービス内容もより充実してきている。また、高齢者の健康管理は、重要な活動としてすでに基本公共衛生サービスに盛り込まれている。今後はより積極的且つ健康的な高齢化戦略を実施し、医療サービスを確保していく」と述べました。（朱丹陽　中原）暮らし・経済へ