ASEAN・東南アジア諸国連合第20回サミットが3日、カンボジアの首都プノンペンで開幕しました。会議には10カ国の首脳が参加しASEAN共同体の建設や地域経済発展などを如何に推進するかについて深く討議します。

　ASEAN輪番議長を務める、カンボジアのフン・セン首相は開幕式のスピーチで「ASEANは発足してからの45年間、重要な実績を果たしてきたが、世界経済が不安定な今、ASEAN諸国は、依然として地域一体化プロセスの推進、特に地域間での金融協力の強化や経済成長の推進、地域発展格差の縮小、ASEAN全体の競争力と金融危機へのリスクマネジメント能力の向上を加速させるべきだ」と指摘しました。

　第20回ASEANサミットは「ASEAN：1つの共同体、共同の運命」をテーマとし、2日間の日程で討議されます。（白昊、丹羽）

　国際・交流へ