今回の首脳会合は昨年の10月に天津で行われる予定でしたが、欧州債務問題により延期されました。双方の協議により、4ヶ月過ぎた今月に首脳会合が開かれるということです。今回の首脳会合では、新たな情勢の中で、中国とヨーロッパとの全面的な戦略パートナー関係の緊密化、世界経済の情勢やヨーロッパの債務危機などの問題についての協議が注目されています。中国現代国際関係研究員欧州所の馮仲平所長は、中国とヨーロッパの首脳会合の重点は、欧州債務危機の背景での中国とヨーロッパの協力、経済貿易と投資の深化、重大国際問題における協力という3つの部分に分かれていると指摘しました。
中国―EU首脳会合は、中国とEUの最もレベルが高い定期的な交流メカニズムであり、中国とヨーロッパの全面的戦略パートナーシップの表れとされています。外務省の宋涛次官は、「今回の首脳会合は、中国とヨーロッパが共に挑戦に立ち向かい、パートナーシップを深化させ、それぞれの発展と世界経済の力強く持続可能な成長を促すことに積極的な意味がある」と述べました。(劉叡、小野)
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