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 中国のアニメ産業発展における3大問題

2011-12-28 12:49:03     cri    

 文化省文化産業局の劉玉珠局長は27日に天津の濱海新区で開かれた中国アニメ産業ハイレベルフォーラムで、「中国のアニメ産業は全体の発展レベルが低く、不合理な構造と配置、ハイレベル人材の不足という3つの難題に悩まされている」と述べました。

 それによりますと、第11次5ヵ年計画(2006-2010)以来、中国では、アニメ産業の発展を支援する一連のマクロ政策が実施されたことから、アニメ産業は急速に発展し、外国への依頼制作からオリジナル製作へと発展の道を進んでいます。第10次5ヵ年計画の末期(2005年末)、中国のアニメ産業の生産価値は100億元足らずでしたが、2010年末には470.84億元に上り、年間成長率は30%を超えました。また、アニメ作品の数も急速に増え、営利においても生産規模においても大きな進展を遂げました。さらに、第11次5ヵ年計画の末期、多くの大手アニメ企業が上場に成功し、年間収入が1億元を突破した大手アニメ企業は13社もあり、好調な発展振りを見せています。

 しかし中国のアニメ産業は、全体の発展レベルが低いこと、構造と配置が合理的ではないこと、ハイレベルの人材が足りないことなど、大きな難題に直面しています。

 ここ数年、中国のアニメ作品数は大幅に増えたものの、内容が豊かで、オリジナル性が高く市場競争力を持つ良い作品は多くありません。作品の質とオリジナルの能力はまだ低くく、産業チェーンが整備されておらず、関連製品の生産も遅れているということです。

 アニメ産業従事者や学習者の数が多いものの、クリエイティブや経営管理に優れたハイレベル人材は依然として乏しいままです。一部の優れた人材はデザインやゲームなどの関連業界を選択しており、人材流失はアニメ産業の発展に深刻な影響を与えています。

 劉局長によりますと、第12次5ヵ年計画の期間中、中国は奨励措置や技術イノベーション、人材育成など様々な刺激策を講じてアニメ産業を発展させるということです。(12/28 Lin、吉野)旅行・文化へ

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