中国科学技術大学とマレーシアのモナシュ大学の共催による「2011年東南アジア諸国連合（ASEAN）・中国シンポジウム」が5日、クアラルンプールで開幕しました。

　中国の陳徳海マレーシア駐在代理大使は会議で、「当面の世界経済の見通しが不透明な中で、中国とASEANが協力を強化することこそが、良好な発展の勢いを維持し、地域と世界の平和と発展により大きく貢献することにつながる。今回の会議の重点議題は、中国の温家宝首相が両国の首脳会議で提出した6つの提案と一致している。中国はすでに、来年を「中国・ASEAN科学技術協力年」に決めたが、できるだけ速く『中国・ASEAN 科学技術協力協定』に調印し、双方にとって巨大な潜在力を持つ、グリーン経済、省エネ、環境保全、新エネルギー、再生可能エネルギーなどの分野における協力を行うことを提案する」と述べました。（董燕華、大野）暮らし・経済へ