ソマリア暫定政府の要求に応え国連安保理は22日決議を採択し、各国と各組織によってソマリア沖で展開されている海賊取締り活動の権限を12ヶ月延長することを決定しました。
決議は、各国と各組織がソマリア沖での海賊対策や武力による海上略奪事件への対処に参加するよう呼びかけるとともに、決議と国際法に従って海軍の船舶、武器、軍用機を配置して、ソマリア沖での犯行に利用されかねないとされる船舶、艦艇や関連装備などを押収、処理するよう要求しています。
1991年ソマリア内戦が始まって以来、沿岸地域では海賊の活動が活発化し、国際海上輸送の脅威となっています。国際海事部門の統計によりますと、2010年だけでも、ソマリア沖で海賊に乗っ取られた船舶は49隻で、世界各地で海賊事件にあった船舶総数の92%を占め、中でも人質となったのは延べ1016人だったということです。(ミン・イヒョウ)国際・交流へ
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |