第15回中国国際投資貿易商談会が7日、中国福建省のアモイで始まりました。100以上の国と地区から、数万人の関係者が参加しています。15年来、国際投資貿易商談会は中国と世界の投資協力を促す重要な力となり、国際的な投資を促進する舞台としての効果が日増しに明らかになっています。
7日、行われた商談会の開幕式で、中国の陳徳銘商務相が挨拶し、「15年の努力を経て、投資貿易商談会は、双方向の投資を促す重要な舞台として、各国の政府や国内外の企業から高く評価されるようになり、中国と各国・各地区の投資協力を進める上で、重要な役割を果たすようになった」と語った後で、「投資貿易商談会は国際協力を強化すると共に、国際投資を奨励し、グローバル経済に活力を注ぎ、世界経済の持続可能でバランスの取れた成長を促す効果的な道筋の一つになった」と述べました。
投資貿易商談会は、中国の対外開放の重要な窓口です。世界でも最大規模を誇る投資大会の一つで、国内外からの出展企業の注目を集め、好評を得ています。今年は108の国と地区、10の国際機関と636の海外組織が出展していますが、ブラジル、ロシア、インド、南アフリカのBRICs(ブリックス)新興国が初めて出展し、今大会の話題になっています。
また、商務省の報道官でもある商談会組織委員会の沈丹陽報道官によれば、今年の商談会は台湾に対する特色が鮮明になっており、協力促進の舞台の役割がいっそう拡大しているということです。沈報道官は、「今年、台湾海峡西岸経済区の発展計画が認可され、海峡西岸では非常な勢いで建設が進んでいる。両岸関係は安定した発展振りを保っているが、組織委員会はこの機会を利用して、両岸協力の特色を生かし、第6回両岸経済貿易協力発展フォーラムや海峡金融投資フォーラムなど、台湾海峡両岸の経済貿易や文化交流を促す一連のイベントを企画した」と述べました。
また、今回の商談会は「国際進出」と「国内招致」をテーマに、展示を通じて、国内外の企業や関連機関に投資協力のチャンスを提供しています。商談会が発足してこれまで14年で、合わせて1万5000件以上のプロジェクトが契約され、1000億ドル以上の投資を中国に誘致すると共に、多くの中国企業に国際進出の道を切り開きました。
双方向の投資を促す商談会の役割はますます大きくなっていると見られます。これについて、沈丹陽報道官は、 「今後は国際化、市場化、専門化、情報化のレベルを引き上げ、一方的な商談会から、双方向、多方向の国際投資大会になるよう努力し、出展者により多くのビジネスチャンスを提供して、より多くの商談を成功させたい」と抱負を語りました。
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