中国の習近平副主席の招きに応じて、アメリカのバイデン副大統領は17日から22日にかけて中国訪問を行います。これは、バイデン氏が副大統領に就任してから初めての中国訪問になります。
アメリカのメディアはこれに注目し、経済、特に債務問題が今回の訪中の主な議題だと見ています。
「ニューヨーク・タイムズ」が14日に掲載した文章は、バイデン副大統領と中国の指導者は、アメリカの台湾への兵器売却や、朝鮮半島の核問題、南海の情勢などにおける両国の食い違いについて討議するだろう。しかし、主要な問題は経済問題だろうとしています。
「ウォール・ストリート・ジャーナル」の報道によりますと、ここ数年アメリカは人民元の引き上げを対中貿易赤字解決の道筋としてきました。しかし、現在、世界の経済情勢は変わり、「人民元の引き上げはアメリカに期待するようなメリットをもたらさないだろう」と見ています。
また、報道は「バイデン氏は今回の訪問を通じて、習近平副主席とをより理解し合う」としています。訪問期間中、バイデン副大統領は5回にわたって習近平副主席と会談するほか、共に四川省成都を訪れます。バイデン副大統領の国家安全保障問題担当補佐官のアントニー・ブリンケン氏は「われわれは米中関係の未来に着眼している」と強調しています。(Katsu、高橋)
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