先週末、大手格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ社が、アメリカの長期国債格付けを引き下げました。そのため、8日、アジア太平洋地域の株価が暴落しました。言うまでもなく、アメリカ株式市場の株価も大幅に下落しました。アメリカのオバマ大統領はこの日、談話を発表し、パニック状態に陥っている株式市場を抑えようとしました。しかし、アメリカの証券アナリストは、現在、株価の下落を回避することは株式市場の大きな課題となっていると見ています。
スタンダード・アンド・プアーズ社がアメリカの長期国債格付けを引き下げたことによって引き起こされた、世界的範囲の金融パニック状態はあっという間にアジア太平洋地域の株式市場にも波及し、株価が暴落しました。ヨーロッパ市場の株価も大幅な下落をしました。8日、ダウンジョーンズ工業株価平均は634.76ポイント下落し、下落幅は5.55%でした。ナスダック総合指数は174.72ポイント下落し、下落幅は6.9%となり、またスタンダード・アンド・プアーズ500インデックスは79.92ポイントの下落となり、下落幅は6.66%でした。
この日、オバマ大統領は談話を発表し、アメリカ経済の行き先に対する自信を持たせようとしました。オバマ大統領は、「国債格付けの引き下げは、アメリカの債務返済能力への懸念を示しているものではありません。ワシントンの政治制度の行動力を疑っていることです。株式市場は、アメリカの長期国債格付けがトリプルAだと信じていると思います」と述べました。
オバマ大統領は、同国の債務を削減する重要性と緊迫性を良く知っているし、またアメリカ政府は債務問題を解決する力を持っていると語り、更に、「われわれは債務削減問題をいかに解決するかを知るべきです。アメリカが世界で最も安全な国の一つだと市場から見られています。長期にわたって財政赤字を解決することはわれわれの挑戦となっているということです」 と述べました。
半月ほど続いてきたアメリカ株式市場の不安定な状態について、オバマ大統領は、株式市場は揺れ動いている。しかしこれはアメリカの信用に影響を及ぼすことが出来ないと表明しました。
オバマ大統領はアメリカの長期国債が問題なしと力説しているにもかかわらず、投資家の株式市場への信頼度が弱まりつつあっています。株価が暴落している時期に、株を買う良いチャンスだとされますが、今回は投資家たちはそんな楽観的な考えを持っていません。
イギリスの新聞、フィナンシャル・タイムズは「アメリカ債務上限の引き上げは責任を持たない政治ゲームです。アメリカ政府が最後の最後に、「金融自殺」を選びました。今考えてみれば、アメリかが取った「金融自殺」は、アメリカ経済に深刻なダメージを与えただけではなく、世界経済にも災いをもたらしています」と見ています。
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