中国の李克強副首相は21日、北京で「大規模な保障性住宅（中低所得者層向け住宅）の建設が当面、経済と社会の発展およびマクロ調整の重要な一部である。中央政府は各方面の力を十分に活かし、保障性住宅の建設を重要な国民生活発展プロジェクトとして着実に進める必要がある」と述べました。

　李克強副首相は「一部の都市および農村部における中低所得者の住宅問題は中国の発展が不均衡であり、調和が取れていない上、持続不可能であるという表現の一つであり、世界の多くの国が経験してきた普遍的な課題でもある。中国は国際社会の前例を参考にしながら、自国の状況に基づき、社会主義市場経済の規則に従い、市場供給を主として政府保障と市場メカニズムを結び付けた住宅供給体系を確立する必要がある」と述べました。

　李副首相はまた「中国は大規模な保障性住宅プロジェクトを実施し、特に、貧民街の改造に取り組み、公共賃貸住宅の建設に力を入れ、低所得者の居住条件を改善する必要がある」と強調しました。（翻訳：ＨＪ）　暮らし・経済へ