ウルグアイを訪問中の中国の習近平国家副主席は現地時間8日、モンテビデオでウルグアイのムヒカ大統領と会談し、「中国とウルグアイはいずれも発展途上国で、同じような発展状況にある。両国関係の発展を引き続き推進し、各分野における両国の実務的な協力を強化することは両国、両国民の根本的な利益に適う。新しい情勢の下、中国はウルグアイと共に努力し、両国の友好協力関係を新しい段階に推進していきたい」と述べました。

　これに対し習近平副主席は、「国交樹立23年来、両国関係は順調に発展してきた。中国はこれに満足している。中国はウルグアイとハイレベルな往来を保ち、さらに両国立法機関の友好往来も支援する。また、両国間のさまざまな対話システムの役割を充分させ、

　相互理解と支持の強化を希望する。双方は品質検査、税関、金融、インフラ施設の整備などの分野における協力を強化するとともに、両国の貿易構造を改善し、双方の貿易の均衡を実現させるべきだ。中国政府は両国の社会各界の往来を強化し、各分野においてさまざまな形による交流と協力を行うことを積極的に支援する。また、国連や世界貿易機関（WTO）など国際や地域の組織におけるウルグアイとの協力を一段と強化し、共に、両国および広範な発展途上国の利益を維持していく」と述べました。

　ムヒカ大統領は、「中国の勢いある発展と、世界に向けた突出した貢献は、世界から注目されている。中国との友好協力関係をいっそう発展させることはウルグアイにとって戦略的な意義がある。中国にとって信頼できるパートナーとして、ウルグアイも中国との互恵協力関係を全面的に強化することを希望する。そして、政治対話の強化を通じて、ラテンアメリカと中国との友好関係を促進するために努力していくつもりだ」と述べました。（翻訳：董燕華　高橋）