アメリカ財務省は27日、主要貿易相手に対する『国際経済と為替レート政策報告書』を発表しました。それによりますと、中国を含むアメリカの主要貿易パートナーは通貨為替レートを操って不公平な貿易メリットを得たことはないということです。

　この報告書によりますと、中国は去年6月に人民元為替レートの形成メカニズム改革を再開してからこれまでの1年間、人民元対ドルの為替レートは持続的に切り上げられ、中国は為替レートの操縦国にはならないということです。

　報告書はまた、「去年6月から、中国は人民元為替レートの柔軟性を強め、今年4月まで、人民元対ドルの切り上げは5.1％になり、インフレなどの要素を考えると（中国のインフレ率はアメリカを遥かに上回る）、人民元対ドルの実際の切り上げ幅は9％近くになるだろう」としました。（05/28　訳：Lin）

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