国連安保理は11日議長声明を発表し、ソマリア情勢の動揺が続いていることに関して、各方面が共に努力し、ソマリアの平和と安定を実現させるための、全面的な戦略を策定するよう呼びかけました。

　この声明は、「ソマリアの各勢力を最終的に受け入れる政治プロセスを構築し、広範な基礎を持つ代表性のある機関を設立すべきだ。ソマリアには、自国の平和、安全、和解を実現する大きな責任がある。ソマリア暫定政府は、暫定統治期が終結する前に重要な過渡的活動を成しとげ、和解の実現と憲法の制定を優先的に進展させるべきだ」と強調しています。

　この声明はまた、ソマリアの全ての反政府派が武器を捨て、平和プロセスに参加するよう呼びかけました。さらに、声明は、反政府派武装勢力や外国の傭兵部隊による、暫定政府やアフリカ連合ソマリア特派団、ソマリア住民への襲撃を非難しています。（翻訳：董燕華）国際・交流へ