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中国、食品の安全管理を強化

2011-05-04 17:02:12     cri    























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 食品の安全は人々の健康に直接関わる問題です。最近、中国の一部の地域では食品の安全問題が摘発され、人々の食品安全への意識が高まっています。国民が安心して野菜や食品を購入できるよう、中国各地の関連部門は、食品安全管理に力を入れています。

 このほど摘発された食品安全問題は、中国南方の広州の飲食業に影響を与えています。広州市の飲食業界は食品薬品監督管理局と協力して、食品安全監督員制度を作り、問責制度を整備し食品製造メーカが安全を第1と考えることを推し進めています。

 これについて、広州市飲食業商会の倪弘事務局長は、次のように述べました。「一つは、食品製造メーカに対して安全生産の知識を広めることです。2番目は、それぞれのメーカに食品安全責任者を置かせることです。そして、すべての原料には国が発行するQS認証をつける義務があり、食品はどこから仕入れているのか、どこへ販売するのかなどをはっきりさせなければなりません」

 広東省の食品生産と販売に従事している企業は、中小企業が多く、経営者は、法律を守るという意識が希薄です。現在、広東省関連部門はこれらの中小企業と食品販売店に対して管理条例を打ち出しました。また同時に食品安全検査の測定能力を高め、3年間のうちに、省、市、県といった3つのレベルの食品安全リスク観測ネットワークを構築する計画です。

 中国東北部の大連では、今年、市内に5つの飲食業の食品安全モデルとなる飲食街を認定する活動を始めました。現在、大連百貨店の歩行者天国が初めてのモデル飲食街に指定されました。

 このほか大連市にある大商というスーパーでは、すべての野菜は個別包装されています。惣菜などは冷蔵庫に入れられ、スタッフは1日に3回、食品の品質などをチェックします。チェック項目は、野菜の農薬残留量、惣菜の生産日、テナントの衛生条件、食品仕入れ先など多岐にわたっています。食品安全管理措置の強化について、大商スーパーの副店長、劉傑さんは次のように紹介しました。「管理側として、テナントの生産工場まで行って、衛生条件や原料などを点検します。規定を守らないテナントは、厳しく処分し、深刻な場合は撤去させるなどの措置を取ります」

 大連市は年内に食品安全生産検査サービスのプラットホームを構築すると同時に、肉類、野菜などの流通ルートのトレーサビリティ制度を作ります。この作業は大連市の野菜卸市場3ヵ所、肉の加工処理場2ヵ所、標準農産物市場と青果店50ヵ所をカバーします。

 西部の重慶市は先月から3ヵ月にわたって「食品安全取締りシーズン」と題した取締り活動を展開しています。一連の活動を通じて農作物の品質安全管理を強化し、生産加工、流通、飲食店での消費、食品の輸出入など、それぞれの段階において検査を強化します。

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