パレスチナ自治政府のアッバス議長は18日に、「10日以内にパレスチナ新政府を樹立する計画だ」と表明しました。

　3月16日に、アッバス議長は、イスラム原理主義組織ハマスに和解を促し、それを基礎に、連合政府を樹立するため、ガザを訪れることを表明していました。しかし、いまだに行くことができず、組閣は膠着状態となっていました。

　アッバス議長は18日に、「新政府の樹立を遅らせたのは、分裂を終わらせ、和解を実現させる余地を与えるためだった。しかし、ハマスはこれに対し反応を示さなかった。現在、ガザ地区を抑制するハマスとの和解の努力は打ち砕かれた。このため新政府樹立プロセスをスタートし、1週間あるいは10日以内に、組閣を遂行することを決定した」と述べました。

　現在、ハマスはアッバス議長の決定に態度を表していません。（翻訳：董燕華）

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