中国の楊潔チ外相とドイツのウェスターヴェレ外相は、1日北京で最初の閣僚級戦略対話を行いました。
楊潔チ外相は席上「ドイツは中国の重要な協力パートナーであり、中国政府は両国関係を高度に重視している。中国とドイツは多くの同じようなチャレンジに直面し、共同の利益も増えつつあり、両国関係のさらなる発展は、両国国民の福祉だけではなく、世界の平和と発展にもプラスになる」と述べました。
ウェスターヴェレ外相は席上「ドイツは中国との戦略的パートナー関係の発展に力を入れている。経済協力と貿易、政治、科学技術、環境保護、文化などの分野で全面的な交流を深めていく。ドイツ側はこの閣僚級戦略対話が重要な役割を果たすものと確信している」と語りました。
また会談後の共同記者会見で、楊外相は「中国とドイツは、国連安保理の1973号決議に棄権票を投じた。双方はこの決議に程度の差こそあれ、それぞれ見解を留保した。国連安保理がこの決議を採決した目的は暴力を阻止し、庶民を守るためであり、中国はリビアの庶民に死傷者がでたことと軍事衝突がエスカレートしていることを憂慮している」と述べました。
ウェスターヴェレ外相は「リビア問題は政治的手段でしか解決できず、軍事手段では解決できない」と指摘しました。(翻訳:任春生)
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