SCO・上海協力機関国防相会合が17日、カザフスタンの首都アスタナで開幕しました。中国の梁光烈国防相を含む各国の国防相と国防次官が出席しました。

　開会期間中、各国国防相はこの地域が直面している新たなチャレンジと脅威や、機関内の安全協力、関係事業の発展における実務的な協力などの問題に意見を交換した上で、共同声明に調印し、「加盟国間の国防機関協力計画2012～2013」を採択ました。

　会合で、梁光烈国防相は「『相互信頼、互恵、平等、協商、多様な文明の尊重、共同発展の追及』ということを核心とする上海精神の指導の下で、これまでの10年間、SCOは地域の安全と安定を維持し、加盟国間の共同発展と共同繁栄を実現する力となった」と述べました。

　また、梁国防相は「現在、一部地域が揺れ動き、衝突とホット問題が頻繁に発生し、覇権主義と強権政治が依然として存在している。世界及びこの地域は長期的かつ複雑な困難に直面している」と指摘した上で、「中国軍隊は各加盟国の軍隊と共に、『上海協力機関加盟国の長期隣国友好協力条約』と、各国首脳が達成した共同認識に基づいて、各協力計画と措置を着実に実施し、国防安全協力の持続的な発展を促進していきたい」と強調しました。（万、国清）

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