ドイツ政府の招聘に応じ、中国の李克強副首相は現地時間６日午後ベルリンに到着し、ドイツでの公式訪問を開始しました。

　空港で李副首相は「国際金融危機に対応する中で、中国とドイツの両国関係はより緊密なものとなっている。双方は、戦略的パートナーシップを全面的に推進するとともに、頻繁に首脳らの訪問活動を行うなどして、経済や貿易をはじめ、科学技術、教育、文化、法律、人材育成など各分野における交流と協力の中でより大きな効果を上げた。また、国際問題においても良好な対話と協力を維持している」という内容のステイトメントを発表しました。

　また、李副首相は「今後の新たな期間において、中国とドイツの関係は新たなチャンスに恵まれている。今回の訪問を通じて、ドイツ側と各分野での協力および共に関心を持つ問題について意見を交換し、戦略的パートナーシップをより充実させるよう期待している」と語りました。

　ドイツ訪問中、李副首相はウルフ大統領、メルケル首相、外相を兼任するヴェスターヴェレ副首相など首脳らと会談を行うほか、中国とドイツの商工会主催の晩餐会で講演し、ドイツの企業家代表らと話し合い、経済貿易・金融などに関する協力文書に調印する予定です。その後、李副首相はミュンヘンに赴き、バイエルン州地方政府の指導者らと会見し、大型企業やハイテク施設を見学することになっています。（翻訳：コオリ・ミン）