12月3日は国際身障者デーです。国連のパン・ギムン事務総長はこの日談話を発表し、「身障者の生活条件の改善に取り組むという承諾を実現するよう」各国指導者に呼びかけました。
パン・ギムン事務総長はその中で「今年9月に開かれたミレニアム開発目標をめぐる首脳会合で、各国指導者は身障者の生活状況の改善に取り組んでいくと承諾した。発展途上国の貧困層においては、身障者の人数がおよそ20%を占めている。失業率が高く、十分な教育と保健衛生を受けることができず、普通の国民として享受できる権利や権益、チャンスが確保されていない」と述べました。
パン・ギムン事務総長はまた「2015年までに、つまりミレニアム開発目標の実現を目指してラストスパートをかける最後の5年間に、身障者の社会福祉の享受を実現するだけではなく、社会の変革を推進する貴重な原動力としてその力を生かせるよう推進していくべきだ」と指摘しました。
なお、現在、全世界にはおよそ6.5億人の身障者がおり、総人口の約10%を占めています。(翻訳:ZHL)
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