上海協力機構（SCO）加盟国首脳会議が25日、タジキスタンの首都ドゥシャンベで行われ、安全と経済を各加盟国の協力の重点分野とする共同声明を発表して閉会しました。

　共同声明は「テロリズム、分裂主義、過激主義、麻薬密輸、多国的組織犯罪は地域の安定と安全を脅かす最大の脅威だとして、各加盟国は協力を強化し、予防対策を講じて、共にチャレンジに立ち向かうべきだ」としています。

　首相らは過去1年間、各加盟国間の協力に満足し、「各国の非資源分野と民生分野での協力の見通しは明るく、より強化すべきだ」として、引き続き多国的協力を強化して、共同発展の面で成果を収めることを約束しました。また加盟国の経済貿易協力の強化や融資ルートの拡大、道路輸送の利便化の推進、税関協力の深化などでも共通の認識に達しました。（翻訳：ヒガシ）国際・交流へ