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 80後世代をターゲットとした自動車販売も「秒殺」

2010-11-16 13:19:35     cri    

暮らし・経済へ

 杭州に住む80後世代(1980年代以降に生まれた世代を指す)の若者が、わずかな資金で24.9万元に相当するBMW MINIを落札し、大きな話題となっています。

 近頃、インターネット上で「秒殺(大幅な割引を行い、先着順で販売する)」という単語が注目を集めています。インターネットおよびデジタルビジネスの発展に伴い、各種製品が続々とインターネット上で販売され、インターネットの世界における販売促進方式も次々に新たな手段が生み出されています。「秒殺」はまさにその中のひとつです。一部の企業はインターネットで流行している「秒殺」という概念を利用して注目を誘い、販促目的の達成を狙います。自動車企業も例外ではありません。

 奇瑞自動車もまた、10月より「秒殺」販売の陣営に加わりました。風雲2の「1元秒殺」キャンペーンでは、雲南に住むネチズンが0.0001秒という素早さで5.58万元相当の風雲2を落札しました。このキャンペーンの宣伝効果はきわめて高く、千万を超えるネチズンの注目を得て、キャンペーンサイトの日間アクセス量は10万アクセスを突破し、累計2000万アクセスとなりました。

 80後世代が徐々に自動車製品、特に中級クラスの自動車製品の主力購買層となるにつれて、この世代の特徴とも言える日常的なメディアとの接触や消費傾向が自動車市場の未来を大きく左右するものとなっています。80後世代を理解し、80後世代の需要により寄り添うことが、各大手自動車メーカーの間で競って研究される重要なテーマとなっています。上海自動車マーケティング部の関係責任者は、「素早い消費」が80後世代の消費傾向における重要な特徴であると話しています。生活リズムがめまぐるしい現代社会において、彼らはより効率的な方式を選択しなければならなくなっている一方で、情報が氾濫し、情報の入手手段が次々と現れるこの時代において、80後世代の若者たちはより容易に新鮮な事物を受け入れ、トライし、「目で見たものを信じる」これまでの購買観念を打ち砕こうとしています。これらはすべて、オンラインショッピング、共同購買およびテレビショッピングなど新たなスタイルの販売形式が日増しに盛んになっている主な要因です。これと同時に、これまでのような販売スタイルと比べて現代の新たなスタイルの販売形式は、自動車企業にとっても企業のマーケティングコストを削減し、消費者に直接還元するための手段であると言えます。つまり、「秒殺」という新たな販売モデルは、注目を集める上でも利益を上げるためにも有効な手段となっているのです。(中原)

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