習近平国家副主席は４日北京で「中国は国連や各国政府との協力を強化し、子供たちの健全的な成長のために平和、安全と公正な世界を構築するため尽力していきたい」との意思を表明しました。

　これは、当日開かれた児童の権利に関する国際会議の開幕式における挨拶で述べたもので、習副主席は「新中国成立後、政府は、児童を優先する原則を貫き、児童の権益を保護する一連の法令や政策を実施してきた。特に、1992年の『中国児童発展綱要』を公布をきっかけに、中国の児童事業は急成長を遂げた。国連ミレニアム目標や国連の児童問題特別大会で提出された目標は中国ではほぼ完成した。現在、中国は2011年～2020年までの児童発展綱要の制定に取組むと同時に、児童の全面的な成長を国民経済と社会発展に関する第12次5カ年計画に盛り込んだ」と語りました。

　ユニセフ・国連児童基金のアンソニー・レーク事務局長をはじめ代表らも開幕式で挨拶し、「中国政府の主催による今回会議は歴史的な意義があり、アジア太平洋地域、ひいては世界範囲で児童の権利をめぐる協力事業のために交流の場を提供した」と高く評価しました。（翻訳：コオリ・ミン）