イエメンの安全部門は10月31日、アメリカ行きの貨物航空便の小包爆弾事件で30日に逮捕された女性容疑者を釈放しました。

　イエメン情報部門によりますと、アメリカとサウジアラビアが、今のところ有罪を証明する有力な証拠を何も提供していないので、安全部門は31日夜この容疑者を釈放したということです。この容疑者は釈放後も安全部門の調査に協力することになっています。

　イエメン政府の高官が29日に明らかにしたところによりますと、現段階の調査ではこの小包爆弾はアルカイダのアラブ半島支部の犯行だということです。

　28日、イギリスとサウジアラビアからアメリカ行きの貨物航空便に、不審な小包が載せられました。関係機関の調べで、この二つの小包はいずれもイエメンからのもので、爆発物が仕掛けられていることが分かりました。（朱丹陽）