国連世界観光機構（ＵＮＷＴＯ）は3日、中国広西チワン族自治区の桂林市でメディアに対して、「1月から6月までに、各国における国際入国の観光客は合わせて4億2100万人に達し、去年同期より7％増加した」と述べました。

　これは、世界の観光業が去年の第4四半期から回復し、今年の下半期も引き続き緩やかな増加を保っていくことを示しています。

　世界観光機関の統計によりますと、アジア太平洋地域と中東地域が世界観光業の急速な成長をけん引していることが分かりました。2009年、アジアを訪れた国際入国の観光客は延べ1億8100万人で、観光収入は2040億ドルに達し、世界の観光収入の2割以上を占めているということです。

　世界観光機関は、世界の観光業の成長が持続する一方で、リスクが依然として存在することを危惧しています。（翻訳：玉華）