話す電子版の「清明上河図」が23日、故宮で披露されました。朝風や鳥の鳴き声、売り声など、スクリーンをタッチすれば、北宋時代の都・汴梁(今の洛陽)の盛況ぶりを体験することができます。
故宮博物館、マイクロソフト・アジア研究院と北京大学は23日、共同開発した電子版「清明上河図」が完成したことを発表しました。
観光客が「清明上河図」をタッチ
「清明上河図」にちなんで作った音楽と共に、電子スクリーンの「掛け軸」が右から左へ徐々に開きます。スクリーンをタッチすれば、画面がクローズアップされると共に、朝風や鳥の鳴き声など画面が映した環境の音響も聞こえます。
故宮博物館の責任者の紹介によりますと、電子版「清明上河図」には54の場面を設けたほか、700以上の人物の対話があるとのことです。
なお、電子版「清明上河図」は故宮に展示されていますが、故宮の入場券によって見学することができます。(Katsu/金井)
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