中国国家発展改革委員会価格局の曹長慶局長は13日北京で、「西南部の干ばつ被害は国内食糧と油の市場価格に影響を及ぼさない」と述べました。
曹局長は「干ばつは小麦の生長に深刻な影響を与えるが、西南部地域の小麦生産量は中国の小麦生産総量の5%しか占めていないため、主な小麦生産地域となっていない。また、中国は6年連続して豊作を実現し、充実した在庫がある。これらの原因で食糧価格の安定を確保できる」と述べた上で、「干ばつは菜種の収穫に影響を与えたが、国内市場での食用油の6割は海外から輸入したものであり、国際市場価格の影響の方が大きい」と述べました。
国際食糧価格の大幅な変動が国内市場にもたらした影響に対して、曹局長は「国内市場価格の変動は、政府が農村部住民の食糧栽培コストと利益を考えて政策上調整したものである。国際市場価格からの影響は少ない」と述べました。(万、金井)
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |