第十一期全国人民代表大会(全人代)第三回会議が、5日午前北京で開幕しました。中国の温家宝首相は国務院を代表して、政府活動報告を行い「今年、中国のGDP・国内総生産の成長率を8%、消費者物価の上昇幅を3%前後に設定する」と述べました。
温家宝首相はその際、「GDPの成長率の目標値を8%に設定したのは、各方面が活動の重点を経済発展パターンの転換や経済構造の調整に据えるよう誘導するためである。消費者物価の上昇幅を3%に設定したのは、昨年度(2009)の価格変動のタイムラグ要因や、国際市場における大口商品価格の波及効果、国内のマネーサプライや銀行貸出の増大によるタイムラグの影響及び住民の受容力を総合的に勘案するとともに、資源・環境税(料金)と資源関連製品の価格改革に一定の余地を残しておくためである」と述べました。
温家宝首相は、そのほかの目標も発表しました。例えば、都市部の登録失業率を4.6%以下に抑える、国際収支の状況を改善する、ということである。(万、国清)
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