第11期全人代・全国人民代表大会の第2回全国大会の李肇星報道官は、「全人代は会議を通じて集団で物事を決めるシステムで、代表1人1人は直接問題の処理を行わない」と述べました。
全国人民代表大会は、人民大会堂で4日初の記者会見を行いました。「ある農民の出稼ぎ労働者の代表が、代表は肩書きだけで何の権力も持っていないと話している」という記者からの質問に対して、李肇星報道官は、「全人代の代表は、国家権力機関の一員だ。各クラスの代表はいずれも職務があり、権力も持っている。公民は代表に選ばれることを希望している」と、全人代の代表に権力がないとの言い方を否定しました。
さらに、「全人代は会議を通じて集団で物事を決めるシステムで、代表個人は具体的な案件など直接問題処理を行わない。ただし、権力を有する者として各代表は実際調査した上で、議案や提案など民衆や個人の意見を出すことができる」と述べました。(朱丹陽)
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