中国の最高国家権力機関と言われる全人代・全国人民代表大会の今年の会議で、「選挙法改正案草案」が審議されます。農村部の選挙権は都市部住民の4分の1しかないという歴史を終えることが草案の核心的な内容となっています。

　過去半世紀余り、中国の都市部人口の比率は低いものでした。これまで5回もの選挙法改正を通じて、全人代代表を選ぶ人口比率は農村部と都市部は4：1となっていました。今年の春、農村部と都市部住民の選挙権は1：1となり、真の平等を実現することができます。

　「選挙法改正案草案」は人の平等、地域の平等と民族の平等という3つの原則を重視し、各方面から平等に代表を増やします。（Katsu/吉野）