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"80后"世代、慎重になる結婚観

2010-02-26 17:22:54     cri    





















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 中国では改革開放が始まった1980年代以降に生まれた若者たちは比較的豊かで、寛容な環境で育ったため、彼らの行動様式をほかの世代と区別をつけるために、「80后」(80年代生まれ世代)と呼んでいます。

 2010年の年明けと共に、この80年代に生まれた世代も相次いで30代に入ろうとしています。「30にして立つ」という古い言い回しがあり、結婚して所帯持ちになることが「立つ」ことの現れと言えます。しかし、最新の調査結果では、4割以上の80年代生まれ世代はまだ結婚について明確な目標を持っていません。何故このような現象が見られたのでしょうか。

 「まだ、結婚の予定はありません。働いてもう数年経ちますが、貯金はほとんどありません。マイホームを買うお金もありません。確かに、マイホームは結婚の必要条件ではないですが、やはり自分の家があったほうが家らしくなりますし。だから、正確に言うと、結婚を考えたことがないというのではなく、負担が重過ぎて結婚できないことです。」

 24歳の毛文其さんは北京で働いていますが、彼の話は数多くの若者の考えを表しているといえます。最近、各大都市の不動産価格が急成長していることを背景に、数多くの80年代に生まれた世代にまずは経済的な基盤を築いてから結婚を考える人が多いです。また、すでに借金して家を買った人でも、高額なローンが彼らにとって重い負担となっています。

 ただ、マイホームがあり、結婚もした人にとって、彼らもまた新しい悩みがあります。結婚3年目にしてかわいらしい娘に恵まれた王さんの話です。

 「今、我が家の一番の課題は、お金をためることです。子どもが3歳になると、様々な習い事を始めます。授業料は一回、150元から200元もかかるので、かなりの負担となります。しかし、親としてなんとしてもわが子の成長に良い環境を整えたいので、やめるわけにもいきません」。

 中国では、共働きで子供がいないDinks夫婦はまだ多くないため、結婚すれば、すぐに子どもの心配をしなければならないことも若者がなかなか結婚したがらない背景と言えます。そればかりではなく、「結婚を先にして、仕事はあとから」という従来の結婚観よりも、まずは仕事の基盤を固めたいと思う人が増えつつあります。

 メディアの仕事をして2年になる頼冬穎さんの話です。

 「昔と違って、私の友達、とりわけ、男性の友達はみな、まずは仕事の基盤を固めてから結婚を考えると思っている人がほとんどです。仕事でしっかりとした土台を固めてこそ、他人への約束を守り、家庭に対して責任がもてるようになると思っているからです。」

 子どものときから、のびのびとした雰囲気で育った80年代生まれの世代は、自分自身の多元的な発展を求めています。自らの能力を伸ばすため、数多くの80年代に生まれた世代は、結婚よりも留学を優先しています。大学を卒業したばかりで、国営企業での就職を始めたばかりの陳欣さんの話です。

 「今、引き続き勉強をしたいと思います。まだ若いから、チャンスをしっかりつかみたいです。留学に行くか、大学院に進学したいです。」

 かつて、「ビート・ジェネレーション」というレッテルが貼られた80年代生まれの世代は、その人生の体験が豊富になるのにつれ、心理的な成熟度も高まりつつあります。精神的に独立してきた彼らは、結婚観もますます成熟してきました。

 頼冬穎さんの話です。

 「私たちは結婚に対して、完璧化を求めるところがありますが、収入のことも含めて、自分がもっと成熟した人間になってから、結婚を考えたいと思っている人が多いです。いい加減に相手を探して結婚するということをしたくないからです。」

 1980年代生まれの中国の若者たちは結婚に対して、責任ある態度で臨んでいるといえます。彼らの幸福を祈っています。(翻訳:Yan)

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