中国政府はこのほど、就業構造の調整と都市化を推進し、外資系企業に優れた人材を提供するため、農民労働者の職業研修をさらに強化するよう各地方に呼びかけました。

　現在、中国にはおよそ1億5000万人の農民労働者がおり、その大多数が外資系企業と私営企業に勤めています。

　これについて、専門家は、「労働者の資質向上は外資の誘致にとって重要だ。中国は製造業大国である。しかし、製造業強国になるには、資質の高い労働力が必要となる。つまり、溶接やリベット、裁縫などに長けた、資質の高い労働者をより多く育てなければ、付加価値の高い製品を生産することはできないし、より多くの外資を誘致することもできない」と指摘しました。その上で、「農民労働者の職業研修を強化することは都市化を目指す上で不可欠なものだ」との考えを示しました。（翻訳：トウエンカ）