17日零時12分、中国独自のナビゲーションシステム「北斗星」のための3個目の人工衛星が西部にある西昌衛星打ち上げセンターから、「長征三号丙」運搬ロケットにより打ち上げられ、予定の軌道に乗ったということです。
中国衛星ナビゲーションシステムの研究・開発を担当する責任者は、「建設中の『北斗星』システムは2020年あたりに完成する予定だ。それまでに、5個の静止衛星と30個の非静止衛星を打ち上げる計画である。完成すれば、世界中をカバーするナビゲーションシステムとなる」と述べました。
中国はこれまでに、北斗星システムのために、非静止衛星を2個打ち上げましたが、今回打ち上げたのは静止衛星です。
なお、2000年、中国は「北斗星」システムのテストに成功し、アメリカとロシアに次いで、世界で3番目に独自の衛星ナビゲーションシステムを持つ国となりました。(翻訳:KH)
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |