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中国共産党十七期四中全会閉幕、党内民主を訴える

2009-09-18 22:29:39     cri    

 18日、北京で閉幕した中国共産党第17期中央委員会第4回全体会議は、党内民主の積極的な発展、腐敗の厳罰及び腐敗予防体系の整備、腐敗取締りの一層の推進を強調しています。

 「新情勢における党の建設(党作り)の強化と改善」をメイン議題に開いた今回の会議は、4日間の議論を経て、現在及び今後しばらくの間における党作りに関する指示を出しました。中国国家行政学院の許輝桐教授は、「今回会議の議題は当面のニーズに呼応した」と指摘し、「中国は今から新しい段階に入る。今後30~40年の時間をかけて、中国は中等先進国に向かってまい進していく。このプロセスにおいて、共産党はこれまで以上に改革の旗を高く掲げていく必要がある。今回会議の開催は、中国共産党は新しい道のりに入り、党作りの新時期を迎えようとしていることを意味する。今後の中国共産党はより民主的になり、より団結し、より実務を重視し、より先進的になると見ている」と語りました。

 会議が発表したコミュニケは、「今、世界が大きく変動し、調整されていく時期にある。中国は一層発展していく上での重要な戦略的チャンスに直面している。中国共産党はこうした新情勢に適応して、党作りを一層強化し、改善していく必要がある」としています。

 会議が打ち出した党作りに関する指示でもっとも注目されている内容は、党内民主を積極的に発展させていくことです。数多くの理論家は今回の会議が開催される前にも指摘したように、時代の発展に伴い、これまでの高度集中を特徴とした党作りのメカニズムを党内の民主化と制度化を基本的特徴とするメカニズムに徐々に転換していくことを避けて通れない」と指摘しました。

 今回会議で打ち出した党内民主とは、党の代表大会制度及び党内選挙制度の完備、党内の民主的な政策決定メカニズムの改善、党の集中的統一の維持が含まれています。

 腐敗対策も重要な議題の一つで、国内外から注目を集めています。今回の会議では、腐敗に対する懲罰や予防システムを作ることを加速させ、腐敗対策を強化します。中国国家行政学院の許耀桐教授は、このことが腐敗問題の解決に繋がると見ています。

 会議が公表したコミュニケによると、腐敗の防止は共産党の大きな政治任務で、透明性のある政治をより重視すると同時に、教育・監督・改革・制度改善などを通じて腐敗を防ぐことで腐敗対策を強化するとのことです。

 あと2週間で中国は建国60周年を迎えます。許教授は「60年は共産党にとって成熟と達成感の一里塚である。今回の会議は今後、歴史的に有意義になるだろう。会議で中国共産党が執行力のある与党であることが証明された。共産党は時代と共に発展し続け、国民のために改革を続け、より多くの利益を国民にもたらすだろう」と述べました。(燕、恂、金井)

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