世界銀行予測局の国際金融主管であるダイラミー氏は30日、北京で、「中国は外資の直接投資の受け入れと中国資本の海外投資を一層奨励していくべきだと」と語りました。
ダイラミー氏は、これについて「去年まで、中国は発展途上国の中ではなおも外資が流入する主な国だったが、世界銀行の予測では、金融危機の影響を受け、今年、中国が受け入れる外資直接投資は昨年同期より20~30%下落する」としています。
ダイラミー氏は同時に、「現在、おびただしい中国からの資金がアフリカ、ラテンアメリカに直接投入され、その主な投資先にはインフラ整備や自然資源の開発、及び交通整備などが含まれている。もし、中国が海外投資を増やすることができれば、外貨準備高の膨張がもたらすプレッシャーを緩和できるだろう」と述べました。
今年の1~5月、中国の外資実際利用額は340億ドルで、昨年同期に比べて20%下落しました。去年10月からこれまで、中国の受け入れた外資投資額はすでに8ヶ月連続し少なくなっています。これをうけて中国商務省は関連省庁とともに、外資安定化の政策と措置の研究を推し進めているということです。(翻訳:Yan)
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |