中国の李克強副首相は25日、ヘルシンキで、ヴァンハネン首相と会談しました。
李克強副首相は、ヴァンハネン首相に温家宝首相の挨拶を伝えた上で、中国とフィンランドの関係が健全に発展していることを高く評価しました。この中で、李克強副首相は「中国とフィンランドは社会制度や文化、伝統は異なるが、平等と友好、互恵協力といった関係を維持している。これは2国間関係の手本と言えるだろう。将来、両国の協力関係はさらなる安定を保ちながら、全面的、持続的な方向へ発展していくものと信じている」と強調しました。その上で、「両国関係を新たな段階へと引き上げるために、全面的かつ戦略的な立場から両国関係を見極める必要がある」との考えを示しました。
これに対してヴァンハネン首相は、温家宝首相への挨拶を伝えた上で、「われわれ両国の関係は良好だ。国際金融危機によって、フィンランド経済は打撃を受けているが、こうした状況の中、中国の大規模な貿易投資促進団が訪問したことは、大きな励みとなる」と述べました。さらに、ヴァンハネン首相は「われわれ対中関係を最優先している」と述べ、「省エネやCO2削減、気候変動への対応などの分野で協力を深めることに期待を示しました。(朱丹陽)
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