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中国、医薬産業のイノベーション奨励

2009-05-06 16:09:41     cri    




















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 国家科学技術重要プロジェクトの1つ、重要新薬開発プロジェクトは5日、実施段階に入り、関連研究課題は970件もあります。このプロジェクトによって、中国の薬物研究と医薬産業が模倣型から自作主導型への転換が実現され、国民により効果的で安価な薬品を提供することにプラスとなります。

 科学技術重要プロジェクトは中国政府が国家目標を実現するために、技術や資源の集中によって、一定の期間内に完成するプロジェクトです。中国は2006年、中長期科学技術発展計画で、重要な新薬の開発を重要プロジェクトの1つにしました。それによりますと、2010年、中央財政から累計して53億元を拠出して970の関連課題の研究に当たる予定です。

 中国重要新薬開発プロジェクトの責任者桑国衛教授は、この目的について、「まず、現在、人間の健康をひどく脅かしている10種類の病気に対して、自主的に30種の新薬を研究開発する。第2、医薬イノベーションの能力を高めるために、国際的な医薬研究の場を設ける。第3、国際的競争力のある医薬企業を育て、企業のイノベーション能力の向上を図る」と述べました。

 万鋼科学技術相は、「重要新薬開発プロジェクトの実施によって、これまでの97%の化学薬品が模倣品だという現状を改めることを目指している」として、「現在、新薬、例えば、癌や心臓血管病の治療薬と抗生物質は輸入に頼り、価格が高いので、国家や国民に負担をかけている。この問題を根本的に解決するため、中国の医薬イノベーションの能力を高めなければならない。これは国民の健康を確保する重要な措置であると同時に、金融危機に対応し、医薬産業の構造調整を速める重要な計画だ」としています。

 重要新薬開発プロジェクトの研究課題は、中国科学院上海薬物研究所、天津漢方医薬大学、同仁堂グループなどの機構に請け負われて実施しています。天津漢方医薬大学の張伯礼学長は、「漢方薬は中国の特色があり、世界でも競争力のある産業だと思う。研究は心臓、脳血管病の治療に当たる薬物を中心に3つの課題について行う」と紹介しました。

 プロジェクトの全体目標は2020年に漢方医薬産業の飛躍的な発展を実現し、自主的な知的所有権と市場競争力のある新薬を開発して、中国を「医薬強国」へと推進することだということです。(翻訳:ヒガシ)

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