中国の国防経済研究専門家衛和氏は、「中国が適切に国防費を投入するのは、合理的なことだ」と語りました。

　中国全人代年次総会で、「2009年中国国防予算は4806億8600万元で、前年度より10%余り増加した」と公表されました。これに対して、国防経済専門家の衛和氏は「近年来、中国の国防費は大幅に増加してきたが、2009年の国防費は全国財政支出の6.3%で、以前より減少した」と述べました。

　また、衛和氏は「軍隊の機械化と情報化の進展への投入を拡大することは中国にとって必要だ。軍人の生活待遇を高めるとともに、災害出動と反テロなどの非軍事的能力をも強化する。中国政府は法律に基づいて、財政を国防費に当てる制度を守り、毎年、国連に軍費への支出を報告している。中国は国防費の問題で、公明正大だ」と述べました。(万、金井)