(五)引き続き改革開放を深化させ、科学発展に寄与するシステムやメカニズムのさらなる完備をはかる
改革開放は経済・社会発展の尽きることのない原動力である。われわれはゆるぐことなく改革開放の推進を堅持し、改革の深化を通じて発展の中の難問を解決し、開放を拡大する過程で発展のチャンスを勝ち取るようにしなければならない。
資源関連製品の価格に関わる改革を推し進める。
財政・租税体制の改革を推し進める。
金融体制の改革を推進する。
国有企業の改革を推し進め、非公有制経済の発展をサポートする。
地方政府機関の改革を速め、事業体の改革を推し進める。
対外貿易の安定した成長を維持するよう努める。外資利用と対外投資のバランスのとれた発展を推し進める。
(六)社会事業を大いに発展させ、民生の保障と改善に力を入れる
今年は力を集中して、経済社会の発展において至急必要とされ、人民大衆の切実な利益にかかわる重要な、実益のある仕事をし、人民大衆がより多くの実益を得られるようにしなければならない。
あらゆる方策を講じて雇用を創出する。サービス業や労働集約型産業、中小企業及び非公有制経済の雇用促進の役割を十分に発揮させる。より積極的な就業政策を実施するため、中央財政は四二〇億元を計上する。①大卒者向けの雇用創出を促す仕事を際立った位置に置く。②農民就労者の就業ルートを広げ、既存の就業ポストを安定させる。③都市部の就職困難者やゼロ就業家庭及び被災地区の労働力の就業をサポートする。④自主的に事業を興したり、自力で就職活動を行うことを大いにサポートし、創業による雇用創出を促進する。⑤就業に対する公共サービスをさらに改善する。
社会保障システムの整備を速める。①制度づくりを推し進める。②社会保障のカバーエリアを拡大する。③社会保障の待遇水準を引き上げる。中央財政は社会保障に二九三〇億元を振り向ける。これは前年度の予算を四三九億元上回り、一七・六%増となる。地方財政も投入の度合いを大きくしなければならない。
教育事業の優先発展を堅持する。今年は国家中長期教育改革と発展計画要綱を検討、策定し、二〇二〇年までの教育改革発展について全面的配置をおこなわなければならない。今年度、重点として次の五つの方面に取り組む。①教育の公平を促進する。②教育構造を最適化させる。③教師陣づくりを強化する。④資質教育を推進する。⑤全国小中学校の校舎安全プロジェクトを実施し、農村小中学校標準化整備を推進する。学校をもっとも安全で、親がもっとも安心できるような場所に築き上げる。
医薬・医療衛生事業の改革と発展を推進する。公共医療衛生の公益性を堅持し、広範な医療関係者の意欲を十分に引き出す。全国の都市農村をカバーする基本医療衛生制度を確立し、誰もが基本医療衛生サービスをおおむね享受できるようにする。今年度から、次の五項目の仕事に重点的に取り組む。①基本医療保障制度づくりを推進する。②国の基本的な医薬品制度を確立する。③末端における医療衛生サービスシステムを健全なものにする。④基本公共衛生サービスの逐次均衡化を促進する。⑤公立病院改革のテスト作業を推進する。
人口と計画出産にかかわる仕事を上手におしすすめ、低出産レベルを定着させる。文化・スポーツ事業の発展に力を入れる。民主法制の整備を強化する。社会の管理を強化し、社会の調和と安定を維持する。
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