中国外務省の馬朝旭報道官は24日、北京で行った定例記者会見で、中国は「新星」号貨物船の事件を注視し、事件の処理を極めて重視し、ロシア側が調査結果を通報するよう期待すると述べました。

　2月14日、中国の「新星」号がロシアのウラジオストク付近の海域で遭難しました。遭難前、「新星」号はロシアの戦艦から攻撃を受け、その後、嵐に見舞われました。乗組員10人のうち、3人が救出されましたが、残り7人が行方不明です。

　馬朝旭報道官は、中国は事件についてロシアに幾たびも交渉を申し入れたと話しました。これに対して、ロシア側は、「『新星』号貨物船の沈没及び乗組員が死亡したことを遺憾に思い、犠牲者に哀悼の意を表したい。今後、取調べの結果をいち早く中国側に通報する」と語ったということです。（翻訳：Yan）