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中国、「旧正月外交」で世界に自信示す

2009-02-09 15:55:22     cri    




















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 先月27日から2月3日にかけて、中国の温家宝首相はヨーロッパ4カ国と欧州連合(EU)の本部を訪れました。それに続いて8日から、習近平副主席は中南米5カ国とマルタに対する訪問を始めており、10日には、胡錦涛国家主席がアジアとアフリカを訪問します。中国の指導者らは、旧暦新年の初めに外国訪問を展開することで、各国との協力の願いと金融危機を乗り越える信念を表しています。

 胡錦涛国家主席は、今月10日から17日にかけ、サウジアラビア、マリ、セネガル、タンザニア、モーリシャスの5カ国を公式訪問します。これについて、中東地域とアフリカの各国は、金融危機の影響が中国を含むアジア、アフリカ諸国に広がる中、胡錦涛主席の訪問は、中国とこの5カ国との友好関係や湾岸協力会議(GCC)との協力を強化し、2006年に開催された中国・アフリカ協力フォーラム北京サミットの合意内容の実施を推進することができるほか、中国が中東とアフリカ諸国とともに金融危機を乗り越えることにプラスとなると見ています。

 セネガル大統領府のバルデ秘書長は「胡錦涛主席はセネガルを訪問する初めての中国国家元首であり、今回の訪問で両国の新たな戦略的パートナーシップがより一層推進される」と述べています。

 胡錦涛主席の訪問に先立ち、温家宝首相は先月末から今月初めにかけ、ヨーロッパを訪れました。これについてアメリカの「ニューヨーク・タイムズ」紙とイギリスの「フィナンシャル・タイムズ」紙などは、温首相の訪問を「自信の旅」と名づけ、「ヨーロッパの寒い冬に輝く唯一の光」と評価しています。この訪問によって、国際社会は連携して困難に立ち向かう決意を固め、ヨーロッパおよび世界各国は、中国の改革開放と金融危機への対応により信頼をよせたと指摘しています。

 「危機を乗り越えるためには、自信を強めることは原動力となり、実務的協力は有効な手段で、責任を担うことは不可欠である」。温家宝首相は訪問中、このように述べ、金融危機への対策として自信、協力、責任を強調しました。そして実際の行動でヨーロッパとの貿易を強化するため、中国は、欧州連合やスイス、ドイツ、スペイン、イギリスとの間で総額およそ150億元(日本円でおよそ2000億円)規模の経済協力をすることで合意しました。

 このほか、習近平国家副主席は8日から、メキシコ、コロンビアなど中南米5カ国とマルタを訪問していますが、地元では、中国との交流と協力を深めるための新たな機会となると見ています。(鵬、大澤)

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