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二時間目 中国あれこれ&ロシア族

2018-04-05 15:00:39     cri    

 「ハイウェイ北京」木曜日二時間目の番組、前半は中国のトレンドや、出来事などをご紹介する「中国あれこれ」、後半の「56の民族、56輪の花」のコーナーはロシア族についてお送りします。

 「中国あれこれ」は、中国3大通信キャリアの2017年決算、上海初の全自動無人運転車両を導入した浦江線の試験運行、190都市における交通共通カードの実現、QRコード決済の新たな規定についてお送りします。

 「56の民族、56輪の花」はロシア族の話です。

 ロシア族は中国の56の民族の1つです。ロシア族はロシア語をしゃべりますが、漢語、ウイグル語、カザク語にも通じます。会社や学校などでは漢語をしゃべり、ロシア族の間でロシア語をしゃべるのが普通です。

 ロシア族は、昔からロシアから移民してきたもので、数百年の民族融和を経て、外見や風習、暮らしなどはロシアにいるロシア族とかなり異なり、中国にいるロシア族独自の特徴が形成されました。

 ロシア族の居住地は、新疆ウイグル自治区、内蒙古、黒竜江省、北京などに及び、新疆ウイグル自治区西北部や黒竜江省北部、内蒙古自治区東北部に集中して暮らしています。

 2010年の第6回国勢調査によりますと、中国にいるロシア族は全部で1万5393人だということです。

 最初にロシア族が中国に移民してきたのはいまから1000年あまり前の元の時代だとされます。18世紀から19世紀にかけて、大勢のロシア人がシベリアなどから新疆の北部や黒竜江省に入りました。

 1934年に一回目の新疆民衆代表大会には、中国の国籍を持つロシア人は帰化した民族として参加しました。翌年の1935年の第2回民衆代表大会では、少数民族の区分やその名前について定められ、ロシア人などは「帰化族」と名付けられ、1949年に中華人民共和国が成立したあと、正式に「ロシア族」と呼ばれるようになりました。

 内蒙古のアルグン(Argun)川流域はロシアと国境を接します。ここに、人数が少ないですが、ロシア族が住んでいます。現地ではまた、山東省から北上してきた人々が大勢居住しており、ロシア族との融合が進みました。今日ここに住んでいるロシア族はこうした民族融合の末裔です。2001年4月に内蒙古自治区政府の認可を経て、アルグン市では全国で唯一のロシア族の町、室韋ロシア民族郷が設立されました。

 詳しくは番組をどうぞお聞きください。(Mou)

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