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「ハイウェイ北京」木曜日二時間目の番組、前半は中国のトレンドや、出来事などをご紹介する「中国あれこれ」、後半の「56の民族、56輪の花」のコーナーは四川省の少数民族についてお送りします。
「中国あれこれ」は、中国で男性のオンライン消費力が初めて女性を超えたこと、2017年末時点での中国大陸部の総人口、高速鉄道ネットデリバリーサービスのアップグレート、北京ではこの冬大気の質が大きく改善されたことについてお送りします。
「56の民族、56輪の花」は西南内陸部の四川省の少数民族についてです。2010年に行われた第6回国勢調査では、四川省には全国56の民族がいずれも居住していて、少数民族の人口は500万近く、省全体のおよそ6.2%を占めていることが分かりました。そのうち、人口が多い上位三つの民族は、イ族264万人、チベット族150万人、チャン族30万人となります。
イ族は、雲南省を主要居住地とする少数民族としてこの前の番組でお話ししたことがあります。人口が657万人おり、四川省にいるのは3分の1を超える、264万人。四川省でイー族は、雲南省と隣り合う涼山イー族自治州に集中して住んでいます。州都の西昌は、中国の衛星打ち上げセンターのあるところで知られます。
イ族のもっとも重要な祭りは「松明祭り」ですが、火を拝むイ族の伝統から生まれたもので、火祭りと訳した方がもっと分かりやすいかも知れません。この祭りは他にも、これまでに紹介したことのあるバイ族、ラフ族、ナシ族の祭りでもあり、同じ中国西南部にある少数民族で、互いに溶け込んで、共通するものがあります。
四川省で人口が二番目に多い少数民族はチベット族です。四川省の西部、アバチベット族チャン族自治州、カンゼチベット族自治州に集まり住み、人口は150万人、中国大陸部のチベット族の人口700万人のうち、およそ、5分の1が四川省に居住しています。
3番目に人口の多いのはチャン族、30万人ほどいます。チャン族は、自らの民族を「雲の上の民族」と言い、主な居住地は、全国唯一のチャン族自治州、四川省アバチベット族チャン族自治州、チベット高原東端に形成された、長江の支流、岷江の流域の峡谷地帯にあり、海抜は、2000~3000メートルで、正に雲の上の民族です。チャン族の人口は、1990年の国勢調査で19万8303人だったのが、2010年の調査では30万人余りに増え、20年で60%近く人口が増加したことになります。
詳しくは番組をどうぞお聞きください。(Mou)
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