「ハイウェイ北京」木曜日二時間目の前半は中国のニュース、出来事、イベントなどをご紹介する「中国暦」、後半の「56の民族、56輪の花」のコーナーはシェ族についてお送りします。

　中国暦は、スマホのスタンプの使用頻度、2018年春節の長期休暇期間の海外ツアーブーム、中国の大学卒業生の就職状況についてお送りします。

　「56の民族、56輪の花」はシェ族の話をお送りします。東南部沿海の福建省を主な居住地とするシェ族は、福建省で人数が最も多い少数民族です。シェ族のルーツをたどってみると、祖先は、広東省潮州市の鳳凰山を最初の居住地としました。約1000年前の唐の時代から、シェ族は次第に、隣の福建省、浙江省、江西省、安徽省、貴州省、四川省に移動しました。1956年に単一民族として政府から認められたシェ族の人口は約71万人で少数民族の人口ランキングで21位。90%は福建省と浙江省の山間部に住んでいます。

　シェ族独特の言語のシェ語は、漢語チベット語系のミャオ語族に属します。シェ族のほとんどが漢語を話し、書くことができますが、広東省に住む数百人だけは独自の言語を守り続けています。

　多くの少数民族と同じように、シェ族も好んで歌を歌う伝統があり、シェ族の歌は独自の名前「シェ歌」と言います。祝祭日、結婚披露宴、葬儀などの様々な行事、家族団らん、友人同士が集まる時に歌を歌って気持ちを表します。詳しくは番組をどうぞお聞きください。（Mou）