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「ハイウェイ北京」木曜日二時間目の前半は中国のニュース、出来事、イベントなどをご紹介する「中国暦」、後半の「56の民族、56輪の花」のコーナーはブイ族についてお送りします。
中国暦は、中国の乾麺メーカーが世界最長の麺を作ったことにちなんで、中国の世界ギネス記録についてお伝えします。
「56の民族、56輪の花」は貴州省を主な居住地とするブイ族についてお話しします。ブイ族は、人口の97%が中国西南部に居住し、2010年の国勢調査で287万人。全国の少数民族の中で11番目に人口が多い民族です。
ブイ族はチワン族と同じルーツを持ち、古代の江蘇、浙江、福建、広東一帯にいた「百越」が祖先とされています。今でも昔の「越」の国の風俗・習慣である欄干式の家、銅製の太鼓を打つという風習が残っています。また、ブイ族は、前漢の頃の「夜郎」という民族と関連性があるとも言われています。ブイ族の人びとはブイ語を使いますが、昔は文字がなかったため、漢字を使っていました。1950年代になると、ローマ字をもとにしたブイ族の文字が作られ、いまではブイ族の小学校では漢語とブイ語の両方が教えられています。
ブイ族の居住地は亜熱帯気候に属し、農業に向いているため、村の周りには水田が広がり、コメ作りが主な産業でした。そのため、ブイ族は、「水稲の民族」と呼ばれてきました。詳しくは番組をどうぞお聞きください。(Mou)
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