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「ハイウェイ北京」木曜日二時間目の前半は中国のニュース、出来事、イベントなどをご紹介する「中国暦」、後半の「56の民族、56輪の花」のコーナーでは、貴州省を主な居住地とする水族についてお送りします。
中国暦は、中国の大学院で中国初となるヨガ修士の募集、北京冬季オリンピックの高速鉄道計画、そして、世界を席巻する中国のモバイル決済についてお伝えします。
「56の民族、56輪の花」は貴州省を主な居住地とする水族の話をお送りします。水族の自称、「アイ・スイ」は「水辺の人」という意味で、「Suishui」という河のほとりに暮らしている民族にちなんで名づけられたと言われています。その自治区域は貴州省南部にある三都水族自治県、隣の荔波、独山、都匀、それに貴州省東南部、広西チワン族自治区北部にも水族が住んでいます。水族は2010年の国勢調査で41万1847人、少数民族の人口順位で25位、55の少数民族でほぼ真ん中です。水族の歴史については、学界ではいろんな説がありますが、ほかの地域から今の場所に移住してきたのはほぼ間違いありません。他民族との交流が古くから盛んで、特に漢族との接触により漢語を使う若者が増え、スイ語を話さなくなった地域もあるほど、漢語が普及しています。水族は古くから伝わってきた文字「水書」を使います。水語で「ル・スイ」と呼ばれ、絵文字、象形文字を合わせた独特なものです。水書でつづった百科事典は、内容が豊富で、水族の信仰、古くからの暦法、それに水族の哲学、文学、芸術などが含まれ、水族研究の貴重な資料とされます。農業は、平地の少ない貴州の川沿いで水稲耕作を主とします。水稲の耕作にまつわる水族の祭りは一年を通して20以上あります。その中で一番大事にされているのは「端節」。水族の暦のお正月で9月又は10月頃に、金木犀の香りが漂う中で豊作を祝って新年を迎える祭りです。詳しくは番組をどうぞお聞きください。(Mou)
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