bjbq201704
|
中野啓史さん、横浜出身の51歳。去年2016年5月から北京の人気ショッピングモール「悠唐(ユータウン)」で、唯一の日本人として総経理を務めています。
それまでは、日本の大手百貨店に勤めていましたが、2年前に突然ヘッドハンティングされ生活は大きく変化しました。「悠唐(ユータウン)」の会長からお誘いがあった当初、冗談だと思ったそうです。しかし、「悠唐(ユータウン)にはどうしても日本式の管理法と日本人の管理者が必要だ」という会長の誠意が伝わり、遂に転職を考えるようになりました。北京の百貨店やショッピングモール事情を把握するため、2015年だけでも年間4、5回北京に足を運び、遂に2016年3月に日本の職場を円満退社。「北京に来たら何でも一からやり直し。もう帰る場所はない」と最初は不安もありましたが、そういう覚悟の上で決めた転職だからこそ、本気でこの新しい仕事に臨めるようになったと中野さんは言います。目標は悠唐(ユータウン)を北京一のショッピングモールにすること。もちろん、これは決して容易なことではありません。北京に赴任して1年。言葉の壁や大気汚染などの課題にぶつかりながら、中国人スタッフと共に日々、仕事に励んでいます。
そして、今年2月25日、日本外務省主催の「地域の魅力海外発信イベント」を、悠唐(ユータウン)で開催することになりました。イベント招致に奔走した中野さんにとって北京赴任以来、最大級のイベントです。このイベント、日本の人気サッカー選手、中田英寿も登場することで内外から注目を集めました。また、中野さんの北京勤務一年目を締めくくる仕事でもあります。成功すれば、一段大きな階段を上ることにもなります。どんなイベントになるのか・・・・。
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |